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2014年9月24日 (水)

モバイルサイトでの失敗

ここ数年はスマートフォンが増え、ガラケーがどんどん減っています。
これはまだ世にスマートフォンはなく、携帯電話が主流だったころの話です。

着メロが流行りだし、NTTドコモのiモード、KDDIのezwebなどの、公式サイトの利用者数がどんどん増えていた頃、当時勤めていた会社でもキャリア公式のモバイルサイト事業に新規参入しました。
今思い返せば、当時はモバイルの勝手サイトというものがなかったので、PCは無料、モバイルはキャリア公式の有料サイトが普通という時流だったように思います。

オープンしたのは、キャリアが新たに発表した新技術を用いたダウンロードコンテンツサイトでした。
当時、モバイルサイト事業に大手の会社はそれほど参入しておらず、同カテゴリに分類されるサイトは自サイトも含めて10社以下。

そんな状態でキャリアの新カテゴリが開放され、サイトがオープンします。
もの珍しさも手伝ってか、初月の有料会員登録数はおよそ3万人。
ユーザーの問合せ対応や、売上集計などはあるにしても、コンテンツに関しては週に1度ほど追加するだけなので、かかる時間はたかが知れています。
たったそれだけの作業で、放っておいてもどんどん有料課金のユーザーが増えるわけですからこれほどおいしいビジネスはありません。
且つ、月額会員は解約しない限りずっと課金され続けます。
サイトの月額料金は携帯代金と合わせて徴収されるので、気付かないユーザーが多いことに驚きます。
記憶しているところでは、7割以上がそういう(休眠会員と呼んでいました)ユーザーだったのです。

そんな状態で会員は順調に伸びていき、半年ほどで10万人を超えました。
1人あたりの月額料金は数百円ですが、これだけの会員数となると月数千万円の売り上げになります。

と、ここまでは順調でした。
会員数がどんどん伸びていたので、社内は完全にぬるま湯状態。

そんな時、ある方から「今の状態はいつまでも続かない。他社も当然参入してくるので、顧客は分散する。今のうちに、新サイトをどんどんオープンして、小さい売り上げを積み上げていった方がいい」とアドバイスをもらいましたが、完全に左ウチワの状態だったので、動かなかったのが大失敗でした。

その後と言えば。
進言されてた通り、大手を含め他社の参入が増えていくにつれ、会員数は右肩下がりに。
さらにナンバーポータビリティが追い打ちをかけました。
キャリアを代わると、当然ながら休眠会員も意識せずに強制解約になります。
最終的な会員数は最盛期の10%ほどに落ち込み、サイト自体を譲渡することになってしまいました。

いい時期は持続しない、常に2~3歩先を考えて仕事をするべきだったと後悔しています。

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